改めて、リファクタリングとは?
更新日:2018.02.17
作成日:2011.11.30
その前に、振る舞いとは?
ソフトウェアで最も大切なのは「振る舞い」であり、振る舞いこそがユーザーの求めるものである。期待される振る舞いを私たちが追加すればユーザーが喜ぶが、ユーザーの求める振る舞いを変更、あるいは削除してしまえば、バグの作り込みとなり、私たちへの信頼は失われてしまう。
レガシーコード改善ガイドp.4
リファクタリング(refactoring)とは?
外部から見たプログラムの振る舞いを変えずに、プログラム内部の構造を改善すること
- リファクタリングを行っても、外部から見たプログラムの振る舞いは変わらない
- リファクタリングを行うと、プログラム内部の構造は改善する
リファクタリングの目的
バグを見つけやすくする
プログラムが整理され、潜んでいるバグが見つけやすくなる。
機能追加しやすくする
機能追加を重ねると、ソースコードは複雑になっていく。その複雑になったソースコードに対しての機能追加は、さらに難しくなり、余計な時間がかかるようになる。
リファクタリングによって、構造が崩れかかったコードを整え、きれいにすることで、機能追加を楽に行えるようになる。
リファクタリングのエッセンス
ステップ・バイ・ステップ(1度に1つずつ)
- 2つの修正を一度に行わない
- 後戻りしやすいように
- ステップごとの確認
- 古いものから新しいものに変えていく
参考図書
レガシーコード改善ガイド (Object Oriented SELECTION)
出版社:翔泳社
著者:マイケル・C・フェザーズウルシステムズ株式会社ウルシステムズ株式会社平澤 章越智 典子稲葉 信之田村 友彦小堀 真義
発売日: 2009/07/14
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