[デブサミ2018夏]EdTechトップランナーに学ぶ!幸せに生きるための学び方
「EdTechトップランナーに学ぶ!幸せに生きるための学び方」のメモ。
講演内容は、以下のScrapboxで公開されている。 Developers Summit 2018 講演資料 - 杉山浩二のScrapbox
このセッションの目標
- デブサミ夏の学びをより効果的に!
アクティブラーニングとは?
アクティブラーニングの定義 (京都大学 溝上2014) 一方向的な知識伝達型講義を聴くという(受動的)学習を乗り越える意味での、あらゆる能動的な学習のこと。能動的な学習には、書く・話す・発表する等の活動への関与と、そこで生じる認知プロセスの外化を伴う。
ワーク1 「200字程度で要約を作って振り返りを作る」
- 200文字で要約する
- 要約を作成するときの注意として、感想語NG。「楽しかった」「興味深かった」
- 自分に起きたこと聞いたことをそのまま書く
- 学習は、覚えた数ではなく、思い出す数によって決まる
ワーク2 「ワンペーパーポートフォリオ」
- 手順
- そのセッションで答えられるようになりたい「本質的な問い」を作って臨む
- 学習前に、自分の予備知識だけで要約してみる
- 学習後に、もう一度同じ問いに答える。そのときに、答える内容が増える → 自分の成長を実感できる
- これをロイロノートでやることで、デジタルでできる(紙だとどうしても後から見返すことが難しい)
ワーク3 「パフォーマンスタスク」
パフォーマンスタスクとは、「授業の中で、実社会に即した問題を協力して解決していく。ロールプレイングに近いイメージ」。
- e.g. あなたは、元号選定チームの一員になりました、新しい元号を考えてください。
- モチベーションは、仮想でもいいので人間からでないともらえない(コンピュータからモチベーションは受け取りにくい)
- ストーリーでモチベーションを与えられる
- ワクワクできる
- いまの学校の問題と企業の問題はとても似てきる
- トップから与えられるだけの情報・学び → ボトムアップの学び
まとめ
現代の学校教育から、以下の3つのワーク(手法)を学んだ。
- 200字要約
- ワンペーパーポートフォリオ評価
- パフォーマンスタスク
普段要約することに慣れていないので200字要約を5分で実施するのは難しい。今回はセッションの要約であったが、何にでも応用はできる。認知プロセスを言語化して自分の外に出してあげることが大事である。
また、「ワンペーパーポートフォリオ」という学びの手法はこのセッションの収穫のひとつである。手順は、①セッションを聴講したことによって答えられるようになりたい「本質的な問い」を作り、②現時点の知識を用いて答えられる範囲で答えてみる。そして、③セッションを受けてサイドその問いに答える。すると、最初よりも答えられることが増えている。1枚の紙に書いていくので目に見えて回答できる量が増えるのを可視化できる。
最後のパフォーマンスタスクはロールプレイングのように実社会に即した問題を協力して解決していくというもの。ロールプレイのため通常の受け身の授業と比べてワクワクし、モチベーションが高くなる。
いずれのワークも、最初に「問い」が与えられ、それに対するアウトプットを出すために講義を聴くというアウトプット駆動になるのがよさそうだ。
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