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VR ReadyなデスクトップPCが欲しい

更新日:2023.06.18 作成日:2021.02.13

VR ReadyなデスクトップPCが欲しい

「MacではなくデスクトップPCが欲しい」

新型コロナウィルスの影響で家にいることが増え、ノートPCにこだわらなくてもよくなってきた。 また、せっかくOculus Quest 2を購入したのでPCVRも楽しみたい。

在宅勤務対応のため、モニターとキーボードを購入したので、あとはPC本体を購入すればOKな状態である。

このような背景もあって、デスクトップPCを購入する機運が高まり、購入対象を検討する。

目的

  • Windows機が欲しい
  • Oculus Linkを楽しみたい
  • VR、Unityなどの3D開発をしてみたい
  • Epic Games、SteamなどのPCゲームもやってみたい
  • 豊富なフリーソフトを利用したい
  • Windows再入門したい
    • Window 10
    • PowerShell
    • .NET

VRやゲームを考えないのであれば、M1 Mac mini一択であった。

しかし、MacでVRとゲームを行うのは至難の業。 今後はM1 Mac上でWindowsをエミュレートして、VRとゲームを楽しむというのもできるようになるだろうが、もう少し未来になりそうなので素直にWindows機が欲しい。

また、このところ開発機としてのWindowsもなかなか良いと聞いているので、試してみたいという目的もある。

Oculus Link対応確認

Oculus Quest 2をPCと接続して、PCVRを実現するOculus Linkの要求スペックを確認する。

Oculus Linkの互換性

OSがWindows 10のみというのがポイントで、今までMacだと門前払いであった。

要件

コンポーネント推奨スペック
プロセッサIntel i5-4590 / AMD Ryzen 5 1500X以上
グラフィックカード以下のGPUの表を参照
メモリ8GB以上のRAM
オペレーティングシステムWindows 10
USBポートUSBポートx1

GPUサポート(NVIDIA)

NVIDIA GPUサポートされている現在サポートされていない
NVIDIA Titan Z
NVIDIA Titan X
NVIDIA GeForce GTX 970
NVIDIA GeForce GTX 1060デスクトップ、3GB
NVIDIA GeForce GTX 1060デスクトップ、6GB
NVIDIA GeForce GTX 1060M
NVIDIA GeForce GTX 1070 (すべて)
NVIDIA GeForce GTX 1080 (すべて)
NVIDIA GeForce GTX 1650
NVIDIA GeForce GTX 1650 Super
NVIDIA GeForce GTX 1660
NVIDIA GeForce GTX 1660 TI
NVIDIA GeForce RTX 20シリーズ(すべて)

GPUサポート(AMD)

AMD GPUサポートされている現在はサポートされていない
AMD 200シリーズ
AMD 300シリーズ
AMD 400シリーズ
AMD 500シリーズ
AMD 5000シリーズ
AMD Vegaシリーズ

VR Chat Readyなスペック

【2021年3月版】約3年間プレイしてきて分かった、VRChatを快適に遊ぶためPCスペックはコレだ! | こはろぐ を参考に、以下をベースラインとして定めた。

  • CPU intel Core i5 8700~ / AMD Ryzen 5 2600~
  • メモリ 16GB~
  • グラフィック GTX 1060~

【OS】Windows 10 Home or Pro

個人用途であれば、以下の2点を意識すればよい。

  1. Hyper-Vの利用有無
  2. リモートデスクトップの利用有無

開発環境としてWSL(Windows Subsystem for Linux)を利用する場合、Hyper-V が必要となる都合上、Windows 10 Pro以上である必要があった。 しかし、今現在のWSL2ではHyper-Vは不要となり、必ずしもWindows 10 Proである必要はない。

仮想環境としてHyper-Vを使い倒す想定がなければ、Windows 10 Homeで十分だ。

ビジネス用であればActive Directoryへの参加や、Bitlockerの利用は必要かもしないが、個人用では必須ではない。 唯一悩むとしたら、リモートデスクトップの有無である。 もしも、iPadやMacBookAirから母艦Windowsにリモートデスクトップするシーンが考えられるのであればWindows 10 Proも考慮すべき。

わたしは、iPad Proを利用してリモートデスクトップができたらよい。 仕事の検証用としてWindows 10 Proの環境があれば嬉しいぐらいの位置づけとした。

【組立・購入方法】自作 or BTO(Build To Order)

今回を機に自作PCへチャレンジするかどうか悩んだ。 しかし、調べるほど自分がいかにPCに疎いかを実感し、自作PCは諦めてBTO製品の中から選ぶことにした。

考えてみれば大学以来ずっとMacを利用してきた。Macで考えることは、モデルとIntel CPUとメモリのスペックをどうするかだけである。 そこからいきなりマザーボード、CPU、GPU、メモリ、筐体カバー、電源、SSD/HDDなど一から適切な構成を選べる自信はなかった。

よって、BTO製品を選定する方針とした。

【CPU】 intel or AMD

今までintelのCPUしか使ったことがなかったため、コストパフォーマンスが高いと言われているAMD Ryzenも積極的に試したい。

【GPU】 NVIDIA or AMD

ディープラーニングを行う際、CUDAというキーワードを聞いていたので、可能ならNVIDIAを選択したい。 また、ゲーミングの用途においても、NVIDIAがGPUの世界を先行してきたこともあり、サポートも多いという判断。

【メモリ】

最低16GBをベースラインに、あとは値段と相談。

予算

上を見ればキリがない。 M1 Mac miniが8万円台なので、10万円前後に抑えたい。

検討したPC

Lenovo

まずはTwitterのTLで流れてきた次の3タイプを確認した。

  • ThinkCentre M75q
  • ThinkCentre M75s
  • ThinkCentre M75t

確かにコスパは良いが、「VR Ready」という観点で見ると、候補から外れる。 検討するとすれば、「Legion T550i」と「Legion T550」の2つである。

購入時は楽天リベーツを経由することで、楽天ポイントを獲得できる点は覚えておきたい。

ThinkCentre M75q Tiny Gen2

最初目にしたのは、Twitterで話題の「ThinkCentre M75q」だ。 価格コム経由で申し込むことにより、コスパ最高になるという触れ込みどおり確かに安い。

VRやゲーム用途を考えないのであれば選択肢に入るのだが、「VR ReadyなPCか」という観点だと対象外にならざるを得ない。

ThinkCentre M75t Mini-Tower Gen2

次に見たのは「ThinkCentre M75t」だ。 GPUを変更すれば要望を満たせそうだが、筐体が結構大きそうなことと、BTOで買うのにわざわざ後からパーツを載せ替えるのは手間だと思い候補から外した。

Legion T550i or Legion T550

素直にLenovoでゲーミングPCを探すなら「Legion」シリーズになるであろう。 なかなか良さそうなので、最終候補まで残した。

Legion T550iはIntel Coreプロセッサ、Legion T550はAMD RyzenプロセッサとCPUによって命名が異なる。

HP

HPのゲーミングデスクトップPCは、次の2つを候補に挙げた。

  • Pavilion Gaming Desktop TG01
  • OMEN by HP

HPは、週末セールやキャンペーンが行われているので、よく見ておくこと。 納期遅延のリスクがあるため、すぐに必要な場合は注意が必要。

Pavilion Gaming Desktop TG01

OMEN by HPシリーズ

まとめ

  • これを機会に自作PCの世界へ足を踏み入れようとも考えたが、結局BTO製品が安くて良さそうという考えに至った
  • いままで、GPUなどのパーツにはこだわりがなかったため、知識が全然ないことを自覚した
  • とくに、CPU / GPU
  • Ryzenシリーズ、Intelシリーズの見分けがまったくわからん
  • メモリ、SSD/HDDもわからない
  • 今回いろいろと見比べる中で少しは知識がついた

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