「自分のためのメモ」から始める - 『自分の名前で仕事がひろがる 「普通」の人のためのSNSの教科書』
更新日:2023.05.05
作成日:2021.03.10
組織で働く人は炎上や秘密漏洩を恐れて、ネット発信に及び腰だ。しかしそうした「普通」の人ほど仕事上のメリットは大きい。本書はバズる・稼ぐのではなく、組織に属しながらビジネスチャンスを広げることを目的としたやり方を伝授する。 ※ 書影と書誌は「版元ドットコム」より引用
発信のハードルを上げないためのマインドセット『発信を「自分のためのメモ」と考えること』
- ビジネスパーソンの発信に高度な文章力は不要
- お金儲けを考えないーーまずは発信そのものを楽しむことが先決
- 「役立つ情報かどうか」は自分で判断しない
- どんな立場の人であっても、その人のもつ情報を求めている人は世の中にいる
- 続けやすいテーマは「イベント」「ニュース」「本」のメモ「書評」と気負わず、「自分のためのメモ」と割り切りが大事
SNS発信が仕事に役立つ3つのポイント
- 「(Pushではなく)Pullのコミュニケーション」情報をネット上に置いておくほうが、心からその情報を求めてくる人が少しずつ増えていく
- → 嬉しい「ハプニング」に繋がる。
- 「蓄積効果」 ネット上の安心感・信頼感の醸成ネットでの発信が積み重なり、リアルへ還流される。
- アウトプット =「思考訓練」人は忘れる生き物。記憶しておきたいことは分析・意味づけした上で、自分の考えもそえてアウトプットする。
まとめ
本書は、SNS発信の第一歩を踏み出すところから、フィードバックが得にくい発信し始めの心の持ち方、そして慣れてきた後「自分のためのメモ」を少しだけ「ズラす」ことでの活用方法、最後にネット炎上に対する心構えなど、まさに『「普通」の人のためのSNSの教科書』であった。
自分自身で勝手に発信のハードルを上げずに、『発信を「自分のためのメモ」と考える』という心構えを忘れずにSNS発信していきたい。