マーケティング22の法則を図解してみた
22の法則もあって、読んでても繋がりが頭にはいってこなかったので、1枚の図にまとめてみました。
「マーケティングとは、商品をめぐる戦いではなく、知覚をめぐる戦いである」。知覚の法則、心の法則
マーケティング22の法則の核になっているのは、
- 1.知覚の法則
- 3.心の法則
であると感じたため、左下を中心として描きました。
この知覚と心の法則は、本書で語られている 「マーケティングとは、商品をめぐる戦いではなく、知覚をめぐる戦いである」 の言葉に集約されます。
マーケティングとは、良い商品を売るのがよいのではなく、いかに相手の知覚・心に入り込むかが大事だということ。ここでいう知覚とは、どういったものでしょうか?
知覚とは
マーケティング担当者は、事実を把握することに没頭しているが、マーケティングの世界には、「客観的な現実、事実、ベストな商品」は存在しない。あるのは、顧客や、見込み客の心にある知覚だけである。知覚こそ、マーケティングの世界における現実である。
知覚とは、自分たちのモノの見方、思い込み、価値観、メンタル・モデル、バイアス、色眼鏡、・・・などだと捉えました。人は、現実をありのままに捉えることはできなくて、どうしてもこれらの知覚を通じてしか世界を捉えることができません。
いくら周りがこの商品がよいと薦めたとしても、買う人の頭の中の世界で違う商品が占めているとしたら、買う人の中ではきっとその商品しか見えません。それぞれの頭の世界が、それぞれの人にとっては絶対的な判断基準になります。
よって、マーケティングとはこれらの知覚にどのような影響をあたえるか、どのように作用するのか、どのように操作するかに尽きます。
どのように作用するか、どう影響するか、どのように操作するのかを法則としてまとめたのが、あとの20法則だと受け取りました。
どうやって顧客の心に入り込むか?
知覚に作用するのが大事だとわかったことで、どのように顧客の心に入り込むかという観点で、以下を分類しました。
- 1.一番手の法則
- 2.カテゴリーの法則
- 16.一撃の法則
- 5.集中の法則
- 13.犠牲の法則
マーケティングアンチパターン
次に、マーケティングのアンチパターンとして以下を分類しました。企業がやってしまいがちなアンチパターンとして語られています。
- 12.製品ライン拡張の法則
- 13.独占の法則
時間経過と共に
時間経過という観点で分類しました。カテゴリはどんどん細かくなっていき、それら1つのカテゴリの中は、二極化が進んでいくというものです。しかし、最終的には予測不能なので、上手くトレンドを読むしかないとのこと。
- 8.二極分化の法則
- 10.分割の法則
- 22.遠近関係の法則
- 21.成長促進の法則
- 17.予測不能の法則
分析・対応方法
今自分の場所はどこなのか?どこへ向かえばよいのか?どう対応すればいいか?という「分析・対応方法」という観点で以下の通り分類しました。
- 7.梯子(はしご)の法則
- 9.対立の法則
- 14.属性の法則
- 15.正直の法則
- 18.成功の法則
- 19.失敗の法則
感想
今回、マーケティング22の法則を自分なりにまとめてみました。いわゆるマーケティングの古典と呼ばれる本ですが、マーケティングとはなんぞや?という概要を掴むのにはよいのではないでしょうか?
一つ一つの具体的な法則の内容については、ぜひ本書を手にとってご覧ください。
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