【レビュー】コクヨ電動昇降デスク「STANSIT-W」
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コクヨ電動昇降デスク「STANSIT-W」のレビューを購入前と購入後に分けてレビューします。
電動昇降デスク「STANSIT-W」購入前
なぜ昇降デスクが欲しいと思ったのか
在宅勤務が増えることで、通勤による強制的な運動の機会が減りました。在宅勤務中もずっと座りっぱなしになり、腰に悪い生活が続いていました。私は腰痛持ちのため、案の定、座りっぱなしの生活で腰痛に悩まされるようになりました。大学時代から使っていた学習椅子からちょっと良い椅子に変更するなどで腰痛の改善を図っていたのですが、そもそもの運動量が減ったことへの根本的な解決にはなっていませんでした。そこで、立ちながら仕事をできる昇降デスクがあれば、腰痛も改善でき、健康も保てると考えて昇降デスクが欲しくなりました。
立って作業することが自分に合っているか確かめるために、机の上にアイロン台を配置した疑似スタンディングデスクも試しました。やってみると、立って作業することは思いのほかよさそうです。気分転換にもなりますし、腰への負担も減りそうです。しかしながら、このアイロン台による擬似スタンディングデスクの問題点は、設置と撤去に時間が掛かること、外部ディスプレイを利用できないこと、そして見栄えが悪いことです。簡単に上げ下げできて、外部ディスプレイも天板と一緒に昇降し、スタイリッシュな電動昇降デスクが望まれます。
昇降デスクの候補は他にどのようなものがあったのか
最初から「STANSIT-W」に心が決まっていたという訳ではありません。
Google検索、Twitter検索で実際に使っている人のTweetを読んだり、YouTube検索で動画を見たりして、昇降デスクの利用シーンの想像を膨らました。検索と調査によって、昇降デスクの有名どころのメーカーはFlexiSpot社、コクヨ社であることに当たりをつけて、単体製品でのレビューを確認しました。
製品としては、今回購入した「STANSIT-W」と同じコクヨ社の「STANSIT」、FlexiSpot社の電動昇降デスク「E7」などが候補でした。FlexiSpot社の製品の方が、インターネット上に情報が多く、特にエンジニアが好んで利用しているように感じました。また、FlexiSpotは天板をカスタマイズできるので、DIYを好む方にはうってつけでした。
逆にいうと、私は天板のカスタマイズにはあまり興味がなく、天板サイズ、色が選択できれば十分でした。FlexiSpot社は海外製のためサポートに一抹の不安があり、国産であるコクヨ社の製品に魅力を感じました。コクヨ製品であれば、実店舗で実物を確認できます。実際に私もコクヨキャンパスに実物を見にいきました。「STANSIT」と「STANSIT-W」の2つの中で、「STANSIT-W」を選択したのは、正直、値段でした。「STANSIT-W」が後発なだけあって、必要な機能の絞り込みによるコスト削減が行われています。
「STANSIT-W」購入で悩んだ点
まず、天板サイズをどうすべきか悩みました。部屋をスッキリさせるために、今使っているデスクよりも小さめのものを選ぶか、同じサイズ感を選ぶか、それとも同等以上のものでデスク上のスペースを確保するか。せっかく、デスクを買い替えるのだから、デスク上の広さに妥協はしたくありません。そのため、今と同等のサイズを選択しました。
次に、天板を上げたときの画面の揺れがどれだけあるのかが気になりました。スタンディングデスクとして利用しようと思ったが、キーボード打鍵で画面が揺れすぎて、使い物にならなかったら困ります。そこで、コクヨキャンパスにiPadを持ち込みながら、タイピングを試してみました。全く揺れないとは言えないですが、気にならない程度で収まりそうでした。天板を上げたときには、優しいタイピングを心がけています。
色も悩みました。愛用している HHKB の ウッドパームレスト がウォルナットブラウンなので、それに近しい色としました。色調が一致したので大満足です。
どこで購入すべきか
欲しいモノが決まれば、後はどこから購入するかです。Amazon、楽天なども見ましたが、ちょうどコクヨのキャンペーンで割引になる期間だったので、 コクヨ公式オンラインショップ【KOKUYO Workstyle Shop】 から購入しました。毎年、4月頃はキャンペーンを行っているようなので、チェックしてみるとよいかもしれません。
電動昇降デスク「STANSIT-W」購入後
一人でも組み立て可能
昇降デスクの組み立ては、部品1つ1つが大きく重たいため、一人では難しい場合も多いです。 しかしながら、「STANSIT-W」は配送時のダンボール箱を利用することで、一人でも組み立てることができます。 私も次のコクヨ公式が出している動画を参考に、一人で組み立てることができました。
動画を見てもやっぱり一人じゃ難しそうと感じられたり、誰かに綺麗にやってもらいたいと思われたりする場合は、注文時に「組立サービス」を選択すれば、配達後組み立てまでやっていただけるようです。
昇降機能って本当に使うのか
昇降機能って本当に使うのかというのは、正直不安なところでした。いざ買ってみたはいいものの、最初の位置で固定したまま、結局スタンディングデスクとして使わないんじゃないかいう不安です。
しかし、この昇降機能は、細かいところに手が届く便利な機能であることを使ってみてわかりました。
座ったまま作業をしているなかで、行き詰まりを感じたときにスムーズに立って仕事に移れるのは、想像どおり便利でした。ミーティングのときだけ立ちながら行うことで、お腹から声を出せるのもよかったです。そして、思わぬ効果は、掃除や整理のときに現れました。いままでデスク下の掃除や整理するときは天板が固定されているので身をかがみながらせせこましく作業していました。しかし、天板を上げることで、空間と光量を得られるので、効果的に作業が行えるのです。これは買う前には気付かなった利点でした。
昇降機能って本当に使うのかという不安は、私にとっては杞憂に終わりました。
天板下の収納スペース
天板下には、モーターを据え付けるためのスペースがあります。このスペースには、ケーブルを通すための穴が数か所あるため、このケーブル穴を利用して、利用するケーブル類などをまとめています。
ケーブルマネジメントに注意
天板を上げると、当たり前だが、ケーブルも一緒に引っ張られるので、その分の余裕を確保する必要があります。ディスプレイの電源、マイクの電源、モニターライトの電源などは、100円均一のケーブルを利用してまとめることでスッキリしました。
ディスプレイとPCのとのHDMIケーブルも注意で、長さが足りないなども注意する必要があります。私はHDMI中継機を利用することで、ケーブルの長さを延長し、メインPC、会社PCと切り替えもできるようにしています。
まとめ
「昇降機能って本当に使うのか」という不安は杞憂に終わり、日々便利に上げ下げしながら快適な昇降デスクライフを送っています。出社したときも、ついつい右手で昇降ボタンを教えてしまい、ああこの机は動かなかったと嘆くぐらいには依存しています。
現在は、各社からさまざまな昇降デスクが出ています。ぜひ、あなたも自分に合いそうなモノを見つけて、快適な昇降デスクライフをお送りください。
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